結婚相談所のルールでは、婚活中の婚前交渉は基本的にNGとされていることがほとんどです。
加えて、婚前交渉につながる可能性のあるお泊りデートは、私個人の考えとしても成婚が決まってから行うのが良いと思っています。
この記事を最後まで読むことで、婚活中の婚前交渉をなぜ慎重に行うべきなのか、その理由が明確に分かるはずです!
「どこからがNG?」婚前交渉の範囲とは
まず、多くの方が気になる「どこからがルール違反になるのか」という点から解説します。
結婚相談所が禁止する「婚前交渉」の定義は、性交渉だけにとどまりません。多くの場合、「体の関係を持つ可能性が高い行為」も同様に違反と見なされ、例えばお泊りデートがそれにあたります。
具体的にどこまでが許容され、どこからが禁止されるのか、一般的な基準を以下の表にまとめました。
| 行為 | 一般的な取り扱い |
|---|---|
| ハグ・手をつなぐ | 仮交際以降、相手が嫌がらなければOKとする相談所が多い |
| 性交渉(婚前交渉) | 禁止(発覚すれば成婚退会・罰則の対象) |
| 宿泊を伴う旅行 | 禁止(成婚と見なされる可能性が高い) |
| 同棲 | 禁止(成婚と見なされる可能性が高い) |
| 相手の自宅での宿泊 | 禁止(成婚と見なされる可能性が高い) |
| キス | 真剣交際以降はOKとする相談所が多い(仮交際ではNGが多数) |
では、なぜ結婚相談所はここまで厳しく婚前交渉やそれに繋がる行為を禁止しているのでしょうか。その理由を詳しく見ていきましょう。
婚活のプロである結婚相談所が婚前交渉を禁止する理由
「お泊まり=婚前交渉」ではありませんが、お泊まりをすることで婚前交渉につながる可能性は非常に高まります。
結婚相談所が婚前交渉をルールとして禁止しているのは、単に厳しいからではありません。 そこには、会員の皆様をトラブルから守り、真剣な出会いの質を担保するという、非常に大切な目的があるのです。
離婚経験のある立場から、婚前交渉を急ぐべきではないと考える理由を、以下にまとめました。
① トラブル・リスクの防止(安全性の確保)
婚前交渉を容認した場合、以下のような深刻なトラブルが発生するリスクが高まります。
② 結婚への本気度を維持するため
婚前交渉は、結婚というゴールの価値を曖昧にし、お互いの本気度を下げてしまう危険性があります。具体的には、以下のような状況に陥りやすくなるのです。
結婚相談所契約中のお泊まり | バレたら厳しいペナルティ
結婚相談所の契約にもルールがあります。
婚前交渉は禁止している場合が多く、行った場合それ相応の措置がとられます。「バレなければ大丈夫」という軽い気持ちが、大きな代償につながる可能性があります。
結婚相談所契約中、いつから婚前交渉は解禁?
「結婚相談所と契約している間は、婚前交渉はしてはいけない」 そう分かったところで、次に浮かぶのは「では、いつから解禁されるの?」という疑問ではないでしょうか。
ここでは、その「解禁のタイミング」についてハッキリとお答えします。
- Q婚前交渉はいつから行って良いの?
- A
結論から言うと、「成婚退会」した後からです。
「成婚退会」とは、お互いに結婚の意思を固め(一般的には「婚約」した状態)、二人で相談所を退会することを指します。
つまり、相談所に在籍している間(=契約中)は、どの交際ステップであっても婚前交渉は禁止です。
お二人で「成婚退会」の手続きを完了し、相談所との契約が終了した時点から、婚前交渉は当人同士の自由(解禁)となるわけです。
お泊まりデート以外で、二人の関係を深める5つの方法
「相手ともっと親密になりたい」その気持ちから、婚前交渉を含むお泊りデートを迫ってくる相手も一定数いるでしょう。真剣な交際において自然なことです。
ペナルティのリスクを冒さなくても、二人の絆を深める方法はたくさんあります。ここでは、特におすすめの5つの方法をご紹介します。
まとめ:私が婚前交渉をすすめない理由
最後に、私がなぜここまで婚前交渉に慎重なのか、その理由をお話しします。
婚活の場には、残念ながら体目的の人がいるのも事実です。私の知人男性は、婚活で出会った女性と体の関係をもった後、あっさりと関係を終わらせてしまいました。
そして、これは逆のパターンですが、私自身は元夫と価値観が違うと感じながらも関係を持ったことで、情に流されて結婚を判断し、後悔した過去があります。
つまり、安易な体の関係は、相手を傷つけるだけでなく、自分自身の冷静な判断力さえも奪ってしまうのです。
しかし、結婚前の婚前交渉を行って良いと考えている男女の割合がk近年ふえています。
「NHK放送文化研究所『◯◯に関する世論調査』婚前交渉についての結果からグラフを作成してみました。
出典:婚前交渉について
「NHK放送文化研究所『◯◯に関する世論調査』
このグラフから「昔にくらべ婚前交渉に対するハードルが低くなっており、雰囲気に流されないよう注意すべきことが分かる」という解釈の一つを示しています。
だからこそ、二人の関係を次のステップに進めるのは、プロポーズという確かな約束を交わした後であるべきです。焦らず、心と心の信頼関係を築くこと、それが後悔しない結婚への唯一の道だと私は信じています。