
「結婚退職するかどうか、、。」
これは女性にとって、結婚後の人生を大きく左右する重要な決断です。
とはいえ、仕事を続けるかどうかは相手との関係や夫婦のあり方によっても変わってきます。

この記事を最後まで読むことで、結婚退職後の生活をより具体的にイメージできます。あなたのキャリアや夫婦生活に結婚退職がどんな影響を与えるのか、パートナーと話し合うきっかけにしてくださいね。
女性の立場からみて「結婚退職」を勧めないのは?

結婚退職にはメリット・デメリットの両面があります。メリットもある一方で、長い目で見るとデメリットの影響が大きいと感じています。
結婚退職するメリット
- 家族や子どもとの時間を大切にできる
- 仕事や通勤のストレスから解放され、精神的負担が軽減
- 家族の状況や子どもの成長に合わせて柔軟にサポートできる
- 趣味や自己啓発に時間を使える
結婚退職のデメリット
- 収入がないことで、配偶者に依存してしまう
- 万が一の事態(離婚や夫の失業)に対する備えが不足
- キャリアが停滞し、復職が難しくなる
- 社会とのつながりが薄れ、孤独感が増す
- 家事や育児の負担が偏りやすくなる
- 働く姿を見せられず、子どもに勤労の価値や自立心を教えにくい
- 老後の生活や子どもの教育資金への不安が増す
結婚退職には一時的なメリットもありますが、それが将来の不安や後悔につながる可能性もあります。だからこそ、安易に選ぶのではなく、じっくり考えることが大切だと思います。
結婚後働かないことで夫婦の対等な関係が崩れた実体験

これは、結婚退職が裏目に出た私自身の体験です。
元夫と離婚する前、私は専業主婦として家族を支えることが一番だと信じていました。
ところが、離婚を考えるようになったとき、収入がないことで経済的に自立できず、夫婦関係でも対等に向き合えない自分に気づいたのです。
この経験から、女性が経済的に自立していることの大切さを強く実感しました。
結婚で仕事を辞める前に確認すべきこと

結婚後に仕事を辞めたくないと考えていても、実際に働き続けられるかどうかは夫や家庭を取り巻く環境によって大きく左右されます。
特に、夫の協力が得られるかどうかは、仕事と家庭を両立できるかの重要なカギになります。
結婚前に以下のポイントをチェックしておくと、将来の働き方を考えるうえで大いに役立ちます。
夫の家事・育児への意識
共働きを希望する男性でも、実際には家事育児を「女性の仕事」と思っていることがあります。
💡 チェックポイント
夫の勤務状況や働き方
夫の仕事が激務すぎると、家事・育児の協力が難しくなります。
また、転勤が多い仕事の場合、女性のキャリアにも大きな影響を与えることがあります。
実家のサポート体制
夫婦だけで家事・育児をすべてこなすのは大変なこと。
実家のサポートが期待できるかどうかも重要なポイントです。
特に、共働きの場合は「子どもが急に熱を出したときに預かってもらえるか」などを考えておくと良いでしょう。
会社の制度・職場環境
こうした点を事前に確認しておくことで、結婚後も働きやすい環境を選ぶことができます。
結婚退職をめぐる女性の立場を男性も理解すべき理由

男性側に理解してほしいのは、「本当は結婚退職したくないけれど、現実的に働き続けるのが難しい」と感じている女性が多いという現実です。ここでは、特に難しいとされる課題について触れていきます。
女性が抱える不安や課題
男性が「共働き希望だから、妻も仕事を続ければいい」と考えるのは簡単ですが、実際には「誰が家事育児をやるのか」が大きな問題になります。
夫に求められること
結婚退職は本当に幸せの選択といえるのか?
- Q結婚退職で幸せになれる?
- A
必ずしも幸せになれるとは限りません。結婚は幸せになるためにするものですが、結婚退職によってキャリアが中断され、経済的に夫に依存してしまうことで、思い描いた幸せと違う現実に直面することもあります。
私自身、離婚を経験したことで「結婚後も働くことが将来の幸せにつながる」と強く実感しました。
経済的な自立はもちろん、夫婦関係を対等に保つためにも仕事を続けることは大切です。

上のグラフからは、女性の社会進出が着実に進んでいることが分かります。今の生活を豊かにするためにも、結婚退職後も働き続けたいと考える女性は意外と多いのです。
しかし、結婚後も働き続けるには夫の協力が不可欠です。家事や育児の負担が女性に偏ってしまうと、仕事を続けたくても諦めざるを得ない状況に追い込まれてしまいます。だからこそ、結婚前に夫の価値観や家庭での役割分担について話し合うことが大切です。
また、男性側も女性の不安を理解し、共に支え合う姿勢を持つことが求められます。お互いに納得できる形を見つけることで、結婚後もより良い関係を築けるはずです。
💡 あなたは結婚後も仕事を続けたいですか? それとも家庭に専念したいですか?
このテーマが、パートナーと未来を話し合うきっかけになれば嬉しいです。