「婚活に疲れた」「どうして、うまくいかないんだろう」と感じることはありませんか?
私自身、何をやってもうまくいかず、婚活を否定的に捉えてしまう時期がありました。
でも、後から振り返ると、それは 「婚活疲れ」 が原因だったのだと気づいたのです。
よこちゃ
その「婚活疲れ」わかる…!でも、放置はキケンです。この記事で、心が軽くなるヒントを見つけてくださいね。
「婚活疲れ」って?
「婚活疲れ」とは、婚活という長い道のりの中で、頑張ってもなかなか報われず、心と体がすり減ってしまうような状態を言います。
結婚相談所株式会社サンマリエ「婚活疲れ」のデータからグラフを作成してみましたのでご覧ください。
【婚活に「疲れ」を感じていますか?の問い】
出典:結婚相談所株式会社サンマリエ
「婚活疲れ」に関するデータ
このグラフが示す通り、「婚活に疲れた」と感じている人は約8割にも達しています。この事実は、それだけ多くの方が同じ悩みを抱えながら活動していることを示しています。
もしあなたが疲れを感じているなら、それは真剣に、そして一生懸命に取り組んでいる証拠であり、あなただけがおかしいわけではありません。
婚活疲れがおきてしまう原因
「婚活でなぜ疲れてしまうのか」一緒に考えてみましょう。
① プロセスの過負荷と時間の拘束
- コミュニケーションによる消耗と「面接疲れ」 : 知らない相手とのメッセージのやり取りや、初対面の会話の繰り返しは、精神的に消耗します。デートが自然な交流の場ではなく、双方が互いを値踏みする緊張感の高い「面接」のように感じられるストレスも大きな原因です。
- 「検索疲れ」と先の見えない迷走感 : 無数のアプリやサービスによって選択肢が増えた結果、延々とプロフィールをスクロールし、「ピンと来る人」を探し続ける行為は、「先の見えない迷走感」を生み出し、「検索疲れ」として顕在化します。
- 「週末ゼロ」現象 : 本来休息の時間であるべき週末が、お見合いやデートといった婚活活動で完全に消費されてしまい、個人の時間が侵食される悪循環が生まれます。
②心理的なダメージと期待の重圧
- 断られることによる自己肯定感の低下 : 相手から断られる経験が続くと、「自分には魅力がないのかもしれない」と自信を失い、自己肯定感が著しく低下します。多くの人が、その失敗を自己の責任として内面化してしまいます。
- 成果が出ないことへの焦りと失望 : 頑張っても良い出会いがなかったり、関係が進展しなかったりすることへの精神的な消耗があります。
- 理想と現実のギャップ : 思い描いていた理想の相手と、実際に出会う人との間に乖離があることへの失望も疲労につながります。
③男女で異なる疲労の原因
- 男性の場合 : 期待した出会いが進展しなかったことや、断られることによる自信の損失に疲れを感じやすい傾向があります。
- 女性の場合 : 膨大な量のメッセージのやり取りや、身近な人からのプレッシャーに疲れを感じやすい傾向があります。
婚活疲れをおこしやすい人の特徴
自分自身の傾向を客観的に把握することは、対策を立てるための第一歩となります。特に以下のような特徴を持つ人は、婚活疲れを起こしやすいとされています。
- 真面目で一生懸命な人: 何事も完璧にこなそうと頑張りすぎてしまい、心身ともに追い込んでしまう傾向があります。努力、外見、コミュニケーションにおいて「完璧」を目指す完璧主義者はプレッシャーが大きくなります。
- 他人の評価を気にしすぎる人: 拒絶や失敗を自己の責任として内面化しやすく、断られた際に「自分が悪い」と捉えてしまい、ダメージを受けやすいです。
- 自己肯定感が下がっている人: もともと自信がない状態で活動を始めると、少しの失敗でも大きく落ち込んでしまいます。
婚活活動での消耗!ひどくなるとどうなる?
婚活疲れは、放置すると「負のスパイラル」に陥ります。
- 自信を失い、魅力が半減する:お断りが続くと「自分はダメな人間だ」と思い込み、自己肯定感がどんどん下がります。その自信のなさは、表情や態度に表れ、あなたの本来の魅力を隠してしまい、ますます出会いを遠ざけてしまいます。
- 冷静な判断ができなくなる:「もう誰でもいいや」と焦って妥協しすぎてしまったり、逆に相手の些細な欠点ばかりが目について誰も選べなくなったりと、極端な判断に走りがちになります。
- 日常生活に支障が出る : 仕事に集中できない、友人と会うのも億劫になる、といった状態から、深刻化すると原因不明の頭痛や不眠など、心だけでなく体にも不調が現れる「うつ」に近い状態になることもあります。
- 婚活そのものを諦めてしまう : 心が完全に折れてしまい、「もう結婚なんてしなくていい」と、本来望んでいたはずの未来そのものを諦めてしまうことにも繋がりかねません。
婚活で疲れないためにどうすればいい?
婚活疲れを防ぐには、活動のペースと気持ちの持ち方を上手にコントロールすることが大切です。
① 上手に休んで、心を守る
- 戦略的に婚活から離れる :「休む=サボり」ではなく、良い出会いのための「戦略」と考え、期間を決めてアプリを消すなど、意識的に婚活から距離を置きましょう。
- 「自分」の時間を楽しむ : 趣味や睡眠など、婚活以外の時間を大切に。自分を労わることで、心に余裕が生まれます。
- 誰かに話を聞いてもらう : 友人やカウンセラーに話すだけで、孤独感が和らぎ、気持ちはスッと楽になります。
② 気持ちを軽くする考え方のコツ
- 完璧を目指さない :「8割できれば上出来」と考え、自分へのプレッシャーを減らしましょう。
- 出会いは「量より質」で : 婚活に疲れたら、無理せず「量より質」でペースを落とすのが基本です。ただし、私を救ったのは逆の「期間を決めて短期集中で量をこなす」という戦略でした。あなた自身の状況に合わせて、やり方を変えることが大切です。
③ 活動のやり方を見直す
- 期間を決めて集中する :「あと半年だけ頑張る」など期間を区切ることで、終わりが見えます。実は、最終的に結婚に繋がった私もこの方法に切り替えました。ダラダラ続けるより、心を楽にしてくれますよ。
- 婚活の方法を変えてみる : 今の方法(アプリなど)が合わないと感じたら、結婚相談所や社会人サークルなど、別の方法を試すと気分転換になります。
- 自分のために「自分磨き」をする : 婚活のためではなく、「自分のため」に美容や習い事を楽しみましょう。自信がつき、自然と魅力もアップします。
婚活疲れを乗り越えた現在の私から婚活中のあなたへ
今でこそ結婚し幸せに暮らしている私ですが、婚活中は「どうせ私なんて」と投げやりになっていました。いま思えば、当時、婚活疲れを感じていたと振り返って思います。
しかし、「このままでは心がすり減るだけだ」と感じ、「1年間、本気になって婚活をがんばってみよう」と期間を決めて短期集中することに。不思議とこの「終わりを決める」覚悟が肩の力を抜き、目の前の出会いに集中させてくれました。
婚活は誰かと比べるレースではありません。大切なのは自分を見失わないこと。あなたのゴールは結婚ではなく、その先にある「あなた自身の幸せ」だということを忘れないでください。